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人生迷子

 オリジナル小説を書いたり、二次創作を書いたり、PBWのマスターとして活動したり、小説の感想を書いたり、日記を書いたり――要するに文芸するブログです。

指定期間 の記事一覧

業務報告その3(宵闇)

2013.03.27 (Wed)
・納品報告
 『泣くよペタンコ平面京』3本すべて納品完了です。
 大変お待たせ致しました。
 それぞれに私の勝手にサブタイトルというか、雰囲気から名前をつけてあります。

 一本目:『紳士ver』
 二本目:『お仕置きver』
 三本目:『暴走ver』

 となっております。お仕置きが赤いのは血です。
 読んで頂ければ、納得できると思います。
 カオス度は、

 暴走 > 紳士 > お仕置き

 でしょうかね。
 まあすべてカオスですが……。
 今のところ、『変態ソムリエ』と呼ばれるPC様が、私のシナリオに全部参加してくださり、毎回なんだか胃を痛めさせてしまい申し訳ないです。本当にご参加ありがとうございます。



・挙手募集と思ったら埋まっていた
 オカルト研究部にて『メリーさん@ストーカー中』の挙手募集を始めました……終わってます。一本目は挙手開始から10分程で埋まってしまいました。一応はツイッターで予めの告知はしたのですが、見事な早さでした。
 スケジュールを確認して、二本目を開けたところ、それも初日ですぐに埋まり、驚きました。本当にありがとうございます。



・今後の予定?
 次はそろそろシリアス系のシナリオを考えたいです。迷子の業魔くんも、一本目は荒振りましたからね。書いていて楽しかったですけど。
 後はシチュノベの窓を開いたので、運が良ければ仕事が舞い込んでくるかなーと妄想しています。
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第4話 ゼロのルイズ(4)

2013.03.09 (Sat)
 サイトの初戦闘。最初からガンダールヴモードですが、世の中はそう簡単にうまく行かない、という感じで妨害乱闘騒ぎへ発展です。
 ギーシュは三枚目ですけど、たまに二枚目になるところが好きです。本作品では、サイトと共にイケメンに成長させる予定でした。それに伴いモンモンを成長させて、二人で第二の主人公格みたいな扱いにしようと思ってました。

 以下が本編です。





 ルイズと共にヴェストリの広場に着くと、お祭騒ぎになっていた。

「諸君! 決闘だ!」

 広場の中心では先ほどのキザな男が周囲を囃し立てていた。誰も彼もルイズと才人の方を睨んできていた。
 ルイズは元々あの態度で周囲に嫌われているし、才人もその使い魔ということで完全に目の仇状態である。

「逃げずにきたことは褒めてやろう」

「お前こそ逃げなかったんだな」

「ふんっ」

 才人はキザな男の正面に立った。
 ルイズは遠巻きに二人の戦いを見守る。
 ギャラリー達が早く始めろ、と騒ぎ立てる中、開始の合図はキザな男が薔薇の花を振ることだった。
 キザな男の持っていた薔薇の花が一枚散ると、どこからともなく甲冑を着た女戦士が現れた。

「ファ、ファンタジー……」

 才人は魔法らしい魔法を見て、妙なリアクションを取る。

「僕は青銅のギーシュ。従って、青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手するよ」

「得物があるから、これでごぶだろう」

 才人は背中のデルフリンガーを掴む。そして、抜き放った。
 相変わらずの錆だらけで見栄えは悪いが、才人はデルフリンガーのキャラを気に入っていたので、それでプラマイはゼロである。

「相棒、なんだ、早速出番か?」

「その通りだっ!」

 才人は威勢のいい声を上げると共にワルキューレが肉迫する。図体と素材の割に素早い動きだった。それでも常人にとっては、であるが。
 ガンダールヴのルーンが戦闘に反応し、その輝きを増させた。
 ワルキューレの突進を才人はデルフリンガーで受け止める。才人は改めて自分の持つガンダールヴのルーンの凄まじさに身を震えさせた。

「インテリジェンスソードか。珍しいものを使うね」

 ワルキューレの向こう側に、優雅に佇むギーシュの姿があった。その表情は余裕に満ちており、才人はどうしようもなくそれを崩してみたくなる。

「らぁっ!」

 既にルイズの部屋で、ガンダールヴの便利さは実感し、そして僅かながら自分のものにしている才人は、一太刀でワルキューレを両断した。
 デルフリンガーはかたかたと震える。どうやら今回の主を気に入ったようだ。

「今回の相棒は半端じゃねぇな。剣のセンスだけなら嬢ちゃんに匹敵するぜ」

 その言葉にぴくりと反応するルイズ。ソフィアに手を伸ばそうとしていた。

「なっ! 馬鹿な!」

 予想外の事態にギーシュは後ずさる。
 自分のワルキューレが無敵だとは言わないが、平民に一太刀で破れては、流石に戦闘中とわかっていても気が動転してしまう。

「なんだ? もう終わりか?」

 デルフリンガーを手で弄びながら才人は挑発をする。

「くぅぅ……」

 悔しさに歪んだギーシュは薔薇の花を何度か振った。
 すると、ワルキューレが何体も現れる。

「安売りすんなよ」

 才人は悪態をつきながらも油断はしない。デルフリンガーを正眼に構える。
 ギーシュが再び薔薇の花を振ると、二体のワルキューレが両サイドから同時に攻めてきた。才人はそれに対し後方に下がってから、右側のワルキューレに切り掛かる。

「はぁっ!」

 気合の一閃で、ワルキューレの腕は地面に転がった。
 才人の背後に迫るワルキューレは左の拳で殴りかかる。しかし、才人の素早い動きで回避され、横に両断された。




「くぅ、まだだ!」

 ギーシュは焦りを感じていた。
 予想外どころの騒ぎではない。非現実的だった。
 軍人の一家であるグラモン家のギーシュは、何人もの本職を見ているのだ。実力者達の誰もが普段の動きにプロの動作が滲み出ていた。気配だって違った。

 目の前で奮闘する平民には、どこもそんな要素は無かった。立ち振る舞いにはなんの特徴も無かった。なのに、本職並みの……いや、本職以上の動きでワルキューレを次々と屠っている。

「なんなんだ、お前は!」

 周囲の目を気にせずギーシュは叫ぶ。
 その叫びに戦闘中の才人はにやりと笑った。

「お前が馬鹿にしていた、平民さっ!」

 メイジ殺しに敗れるなら理解できる、しかし目の前の平民はついさっきまでただの平民のはずだった。戦いなど知らない愚かな平民だったのだ。
 次々とやられるワルキューレ。

(これが本当の達人なのか……?)

 心の中で呆然と呟く。
 既にギーシュは手詰まりだった。




 才人は、ワルキューレが最後の一体だとわかり、勝利を確信した。
 だが、才人にとっての予想外はこれからだった。

「がっ!」

 ワルキューレを切り裂こうとデルフリンガーを振るおうとしたら、突然横から謎の衝撃を受けたのだ。そのまま受け身を取れず無様に地面に転がる。

「相棒、風の魔法だ」

「……なんだよ、卑怯じゃねぇか?」

 血反吐を吐きながら才人は立ち上がり、対戦者の顔を見た。
 しかし、ギーシュの顔は驚きに染まっていた。

「誰だ、誰が決闘の妨害をしたっ!」

 ギーシュは攻撃を止めて、辺りを見回す。

「どういうことだ?」

「どうやら相手とっても予想外、不服な状況みてぇだな」

 ワルキューレの攻撃が止まり、才人は周囲に目をやる余裕を得た。
 魔法を使う奴なんて腐るほど居る。いや、ここに居る才人以外が魔法を使える。それに全員が全員、こちらに敵意を向けてきているのだ。誰が犯人なんてわかるわけがない。

「おい、ギーシュとかいうやつ! どうなってんだよ!」

「僕にもわからないさ。ただ、神聖な決闘を汚されてことだけは確かだ」

 ギーシュの顔は怒りに満ちていた。
 確かに最低な貴族なのかもしれないが、最低な人間ではないらしい。
 才人がこれからのことを思案していると、再び背後から魔法の攻撃が飛んできた。今度は火の魔法だった。

「こんにゃろう!」

 才人はデルフリンガーを振りかぶって飛んできた火球を打ち落とした。

「案外行けるな」

「流石は相棒、その思いっきりのよさ、嬢ちゃんにそっくりだぜ」

 デルフリンガーと話していると、今度は反対方向から水の呪文が迫ってくる。
 水の弾丸が一度に何発も飛んできたため、才人は今度は回避行動を取る。なんとか跳躍することで回避に成功したが、浮遊中に風の魔法を受けて、地面に叩き付けられた。

「いっつぅ……」

 デルフリンガーを支えになんとか立ち上がる。
 どれだけ最強の身体能力を得たとしても、痛覚だけは普段の自分と変わらずかなり利いた。無敵だと思っていた体だったが、弱点を見付けなんとなく凹んだ。

「多勢に無勢だな。どんだけ俺は嫌われているんだよ」

「というよりも嬢ちゃんが嫌われてんだな」

 人混みの中から放たれていた攻撃だったが、その攻撃をしたらしい者達は幾らか集団の前に出てきた。
 その中にはマリコルヌの姿もあった。

「そういことか……」

 才人は納得し今だ怒り心頭のギーシュに声を掛ける。

「なあギーシュさんよ、ここは休戦して……協力しないか?」

「不服だが、きみの強さは充分にわかった。この数は流石に骨が折れるからね、承諾しよう」

「素直じゃないわね」

 二人が協力関係を結んだところでルイズが広場の中心に歩み寄ってきた。
 一歩歩くごとにルイズに魔法弾が飛んでいくが、そのすべてをルイズは難なく躱していた。悠々と歩く姿は、戦場に相応しくはないがどこまでもルイズらしい姿だった。

「嬢ちゃんにはただの児戯だな」

『ルイズ様は、たとえスクエアメイジとて遅れは取りません』

「事実だからってそんなに褒めないで」

 ルイズは表情を変えずにソフィアを小突いた。

「そこは謙遜しとけよ」

「捏造はよくないわ」

「ちょっと違うと思うぞ」

「二人とも……もうちょっと真面目にやってくないかな」

 のん気に会話ができたのも、すべてはギーシュのワルキューレが防御に回ってくれていたからだ。ギーシュ本人は先ほどの才人との決闘もあり、それなりに消耗しているので短期決戦を望んでいるようだ。

「さて、そろそろわたしの力のお披露目かしらね」

 ルイズは楽しそうに笑う。

「伝説の使い魔を召喚した時点で、客観的にどうしてもわたしの実力がばれてしまっているんだしね。学院長とかコルベール先生辺りはきっともう勘付いているんでしょうね」

 懐にしまってあったソフィアを構える。

『対人戦は久し振りですね』

「ソフィアはお姉ちゃんがいないと緊張するものね。特に相手が人だと」

『だ、大丈夫です。姉さまがいなくても、きちんと責務は果たします』

「期待しているわ」

『戦闘用に変更しますか?』

「大丈夫よ、そのままの状態で。有象無象の連中にあの姿は見せる必要な無いわ」

「のんびり会話をするのはそろそろ止めてくれないかな」

 ギーシュが脂汗をかきながら二人に注意する。
 ワルキューレを壊されては作り直しの繰り返しで流石にギーシュもきつくなってきているようだ。

「そうね。反撃と行きましょう。この学院に来ての、わたしの戦闘デビューよ」

 魔法弾が迫る中、ルイズは仁王立ちをする。ソフィアはちかちかと点滅していた。

「はぁ……まったく。ワルキューレ、もう少し頑張ってくれ」

 ギーシュは額の汗を拭い、振る舞いだけは優雅に決める。
 その横で才人は、デルフリンガーを構える。

「よっしゃー! デルフ、峰打ちでいくぞぉぉ!」

「今一テンションが上がらないことを言うなよ、相棒」

 ゼロのルイズ、そしてその使い魔ガンダールヴの戦いが始まった。

業務報告その2(宵闇)

2013.03.05 (Tue)
・納品報告
 『華羅ch 迷子の業魔くん』二本目の納品完了です。大変お待たせ致しました。
 またまた反省点の多いリプレイになってしまいましたぁ。執筆期間は計画的に、ですね。

 今回、同じシナリオノベルを二本受注ということで新しい試みでしたが、参加PCが変わり、プレイングも変わり、そうなれば必然的にリプレイの展開も変わる――と『学校の怪談防衛戦』とは別に、まともな意味でPBWの醍醐味をライターとして味わえました。ユーザーの皆様も、それを少しでも楽しんで頂けたのでしたら幸いです。


・進捗状況
 シナリオノベル+が3本、とりあえずは一番納期が近いものからプロット組み立て中。
 大好きなとても書くのが恥ずかしい変態シナリオですが、果たしてそれぞれどのような結末を迎えるのか、書き手である私も楽しみです。……赤字は訂正の必要はありませんよ? 本当ですよ?
 初めましてのPCがたくさんいらっしゃって、ワクワクすると共に、ちゃんと満足いくリプレイに仕上げられるか不安も一杯です。
 納品はギリギリになってしまいそうですが、少しでも楽しんで頂けるよう頑張って書かせて頂きます!


・その他
 新企画挫折中orz まさかここまで忙しくなるとは予想外でした。
 とてもではありませんが、新たに受注できそうにないので、妄想をコネコネして後の楽しみに致します。
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