FC2ブログ

人生迷子

 オリジナル小説を書いたり、二次創作を書いたり、PBWのマスターとして活動したり、小説の感想を書いたり、日記を書いたり――要するに文芸するブログです。

指定期間 の記事一覧

書き進めている長編小説について

2014.07.09 (Wed)
 ブログを放置気味だったので、とりあえず最近書いている小説についてちょこっと紹介的なもの。
 その前に、お仕事の報告。

●宵闇幻影奇譚
 オープニングを公開して、プレイングも受け取ってリプレイを執筆中。
 (いつものことだが)久し振りで、感覚掴めず苦戦しています。
 納品は今回もギリギリになりそうで、申し訳ないです。


●長編小説について
 5月末に書き終える、6月末までには! と言いながら、まだ3分の1も書き終わっていない私の計画性の無さに絶望。
 内容はツイッターで少し触れましたが、『魔弾の射手』をベースに、『北欧神話』の用語とかちらほら出てくる銃と魔法のファンタジーです。
 タイトルはそのまんまで『魔弾の射手』。デア・フライシュッツと読むけど、そんなことはどうでもいい。
 内容を短くまとめると、「ヘタレ男が好意を寄せてくる女の子達に振り回されながら自己嫌悪に悶えたり死にそうになったりして、忘れられない過去と再び向き合い更生するまでの物語」である。こう言うと物凄く格好悪いけど、本当にそうなんだから仕方ない。格好良く誤魔化せば、「暗い過去に囚われた男が心優しい少女に心を救われていき、世界を巻き込む陰謀を阻止するため、そして己の過去と向き合うために奮闘するヒロイックファンタジー」だと思う。
 これだけではよく分からないと思うので、下にあらすじをまとめてみました。

●あらすじ
 魔法文明が魔法の源である魔素の枯渇に寄って廃れて約三百年。魔法の代わりに新たに人器と呼ばれる力が人々に宿り、人類は新たな文明の礎を築こうとしていた。
 世界中で国家連盟軍と反国家統合軍の戦争が続く中で、スルト村に住む少年エリクは、幼馴染の少女アルトと平穏な生活を送っていた。
 収穫祭と共に行われる射撃大会に出場することになった二人は、常日頃からライバル意識を燃やしており、その大舞台で勝負することを望んだ。
 人器は人の魂や在り方に従って形作られ、エリクとアルトは共に『銃弾』の人器を所持している。意志に従い自由自在に駆け抜ける様から『魔弾(フライ・クーゲル)』と呼ばれていた。
 魔弾の力で二人は順調に勝ち抜いていく。そして、二人を残して他の参加者は脱落した。
 エリクはアルトとの決着をつけるために、魔弾を放つ――自分自身の隠された想いすらも込めて。

 六年後――エリクの姿は戦場にあった。
 戦争を嫌っていたエリクは躊躇いもなく人殺しができる傭兵になり、戦場と拠点を行き来する毎日を過ごしていた。皮肉屋ではあったが明るかった性格も、子どもらしさを削ぎ落とすと共に大切なものを幾つも失っていた。何よりも意志に従う筈の七つの魔弾の内一発が、意志に逆らう『呪弾』と化していた。
 戦場で過酷な日々を送る中、難破した自由都市同盟の貿易船を発見する。船体の剥げた塗装から、反国家統合軍の偽装船だと分かり、陰謀の気配を感じて船内を調べることにする。
 貨物庫に隠されていたのは、白の棺桶。入っていたのは、ウェディングドレスに身を包んだ少女だった。

 少女はノルンと名乗り、傭兵であるエリクに世界樹の上に作られた『自由都市レーラズ』までの護衛を依頼する。
 『運命の花嫁』ノルンを中心に世界の在り方を変える陰謀へと巻き込まれ、その戦いの中でエリクは呪われた過去と向き合う強さを得ていく。


●登場人物
・エリク
 主人公。ヘタレの人でなし。鈍感では無いせいで女の子の好意に逆に息苦しい思いをするけど自業自得。
 本来は素直で明るい性格だったが、過ちを犯してしまいどんどんねじ曲がっていった。
 嫌いなものは自分。皮肉屋。自分の優しさすらも肯定できない臆病者。露悪的な言葉を使い他人を遠ざける。
 観察眼に優れており、他人の機微を読み取ることに長けている。どんなに歪んでも、根は優しく真面目で、だからこそどこまでも歪んでしまったと言える。真面目な人ほど鬱になる典型例。
 食事は栄養補給、趣味は無く、睡眠が唯一の娯楽。時間が余っている時はすぐに嫌なことを思い出すので酒に逃げる。
 感情移入のしやすい等身大の人間でも無ければ、誰もが憧れる英雄でもない。敢えて性格としては読者に好感を持たれないようにして、読み終わった後に物語の中で好きになってもらえる、そんなキャラを目指した結果がこれ。本当に好きになってもらえるだろうか。
 キャラ設定は最初から安定していて「ダークヒーローにもなれない独善」とか「こいつって本当に主人公か?」というのを念頭に置いて考えた。

・ノルン
 ヒロイン。無表情系銀髪幼女。12歳と聞くとなんかセーフな気はするけど、小学六年生って聞くと途端に犯罪臭がする。
 ただし感情は豊かで、身振り手振りで寧ろ考えていることが分かりやすい。
 人器の能力のお陰(原因?)で、年齢不相応の思考と知識を持つ。自己犠牲を厭わないが、それは自分を受け入れてもらうための手段であり、本人はそれに無自覚。わがままや自分の意見を言わないのも嫌われないため。奥底では、自由になりたいと思いながら、自立することで保護対象ではなくなり誰も愛してくれないと思い込んでいる。
 無表情の仮面を見破れば、保護欲を掻き立てられる存在ではある。
 なんだか主人公と同じく好かれそうにない気もするけど、きっと成長してくれると信じている。
 キャラ設定の時に、性格が一番紆余曲折した。明るくなったりアホの子になったり、捻くれたりかなりの毒舌になったり……こんなにも揺らいだヒロインは初めてである。ただ根本的なところには、「エリクの支えになれる存在」という考えが最初からあった。

・アルト
 エリクの幼馴染。いつか公開するプロローグを読んでもらえるとわかるが、ノルンよりもヒロインしている。
 完璧主義者。真面目で几帳面。男勝りなところもあり、エリクには異性を感じさせないライバルのような存在だった。
 エリクが大好きだが、関係の変化を恐れて冗談めかした態度でなければその好意を表に出さない。
 登場人物の中で一番自分が定まっており、精神的に大人。だから上二人に比べるとどうしてもまともに見えるけど、その通りだから仕方ない。
 いわゆる天才で要領が良い。自分の才能を鼻にかけることもなく努力を馬鹿にしない。唯一の欠点は、他人の機微に疎いこと。どうしても他人の考え方も自分の考え方に当てはめてしまい、そういう意味では『凡人の悩みがわからない天才』である。



●今後の予定
 一通り書き終わったならば、どこか投稿サイトに載せようと考えますが……本当にいつになるのやら。
 忙しいのにもそろそろ一区切りがつきそうですので、執筆のペースは早くなると思うので、あとは気力とモチベーションとの勝負です。長編は短編をたくさん書くよりもしんどいなぁと思います。
スポンサーサイト



 | HOME |